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更新日:2021年2月24日
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平成28年10月6日(木曜日) 14時00分
黒部市国際交流センター コラーレ マルチホール
委員25名中24名出席
【委員】
(被災地用の)段ボールベッドの中には何が入っていて、何キロくらいまでの重量に耐えられるのか。
【事務局】
段ボールには何も入っておらず、段ボール箱を組み立ててガムテープで巻くという仕組みになっている。私も寝てみたが、しっかりしたものであった。
【委員】
避難所で使用する専用の段ボールベッドであり、黒部市でも8月の消防訓練のときに体育館で組み立てた。とても簡易に見えるが、耐過重はかなり大きかったと思う。
【委員】
被災地での支援について、要介護5の患者さんを一般の避難所で見ておられたとのことだが、かなり大変なことだと思う。施設には入れてもらえなかったのか。
また、5泊6日の支援では、夕方には熊本市に戻られたのか。
【事務局】
その要介護者の場合、奥様や近所の方がいっしょに避難所におられて、大変手厚く看ておられた。施設で暮らすより一緒に避難所にいたいという本人の希望もあったようだ。
勤務については、夕方6時、遅くとも夜8時までで、その後は熊本市内で宿泊した。
【委員】
障害者の支援施設を運営しているが、入善町・朝日町と福祉避難所の設置に関する協定を結んでいる。来月、福祉避難所の開設の訓練をするため入善町と打合せをしているが、その中で、水や排泄といった衛生管理が一番の課題だと感じた。
体験された中で、衛生管理で気をつけなければいけないこと、事前準備が必要なことなどがあれば、聞かせていただきたい。
【事務局】
私たちが1か月後に行ったときは、水などはかなり復旧していたので、特にこれといったものはなかった。ただ、福祉避難所としてきちんと要支援者に対応でき、感染者を隔離できる体制が組めることが大事だと思う。
私たちが行ったときに困っていたのは、お風呂とトイレの面である。それと、その人たちをきちんと見る支援者、特に夜間の支援者の確保が大変大事だと感じた。
【委員】
(被災者支援について)報道等で支援物資が偏って届き、始末に困る物があるという話を聞くが、具体的にどのような物がたくさん来すぎて、どのようなものが足りないのか、経験上蓄積されているのか。
【事務局】
紙おむつ類は、各地から非常にたくさん届いていたと思う。足りなかったものは、当初は医薬品や消毒関係のものである。また、離乳食なども最初は足りなくて、栄養士会等が手配してとても喜ばれたということがあった。
【委員】
私も何度か被災地へ行ったが、紙おむつでもMサイズが中心で、大小の特殊なサイズのものが足りなかったケースがあったように思う。
【委員】
食中毒について、ノロウィルスは高齢の方以外に大きな問題にはならない。むしろカンピロバクターが結構多いように思える。具体的にどういった指導をされているのか。
【事務局】
カンピロバクターは、食中毒では2番目に多く、年度によっては最も多いときもある。加熱が不十分だったり生に近い鶏肉を食べて感染するケースが多い。
県では、カンピロバクターの注意を呼びかけるリーフレットを作成・配布し、十分な対策を呼びかけている。また、焼肉店など食肉を扱うところに対し、重点的に監視指導を行うこととしており、簡易的な培地(スタンプ)で汚染状況を調査し、指導を行っている。
【委員】
今、富山県では地域医療構想の策定を進めており、新川医療圏を一つの単位として病床数を調整しようという動きがある。富山県では、今年度中にある程度かたちにしようとしているが、医療の構想は地域全体をどうするかという構想にもつながる。本来であれば、この協議会のように医療関係者以外が参加されている場で、新川医療圏でこのような構想が進んでいて、このように変わりつつあるということを示していただければありがたい。
【事務局】
地域医療構想については、現在、議論の最中である。先日、地域の医療関係者の会議を開催した。そうした場では、病床の仕組みありきで進めているのではないかという懸念の声をいただいているが、医療構想はそういうことが目的ではなく、病床数が目標値になることはないということを原則としている。
現在、公的・民間の病院のご意見を伺っているが、今後10年を見据えた考えをお持ちの病院もあり、可能な限りそれらに即したかたちでまとめていきたい。次回の医療関係者の会議は年内に開催したいと思っており、その中で具体的な案をお示ししたい。また、あらためてこのような全体会議を開催し、ご意見をいただきたいと考えている。
【委員】
大変大事な地域医療構想だと思っているので、県の方でもしっかりリーダーシップを発揮していただきたい。
以上
新川厚生センター(本所) 企画管理課 0765-52-1224
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