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更新日:2021年2月24日

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新川厚生センター運営協議会議事録(平成27年度)

開催日

平成27年10月1日(木曜日) 14時00分~15時30分

場所

黒部市国際交流センター コラーレ マルチホール

出席者

委員25名中21名出席

内容

  1. 開会
  2. 挨拶(車谷厚生部次長)
  3. 議事
    • (1)新川厚生センター事業概要(平成26年度実績)
      資料に基づき説明
    • (2)新興・再興感染症対策について
      資料に基づき説明
    • (3)アルコール関連問題の現状と取組みについて
      資料に基づき説明
    • (4)質疑

アルコール関連問題について

【委員】

アルコール関連問題で、断酒会など患者支援の活動については、あまり認識がなかった。どこにお願いしたり、患者さんを紹介したりすればよいのか。

【事務局】

今紹介した魚津の活動はまだ新しいので、活動予定や連絡先などを整理したうえで配布したい。県内にある他の断酒会については富山県断酒連合会のホームページに掲載されている。

【委員】

食生活改善推進員連絡協議会として、生活習慣予防の講習会等において、アルコールをほどほどにするよう呼びかけているところである。

【委員】

「ほどほどに(飲む)」という発言があったが、アルコール依存症の人はアルコールをゼロにする必要があるのか。どのように対処すればよいか、多くの人に知ってもらう必要がある。

【事務局】

アルコール依存症は、健康状態だけではなく社会的問題も持っているということなので、断酒するしかない。ただ、どうしても断酒できないという方もいるので、最近では、断酒補助剤というものを利用しての治療も進められている。そういった医療機関との連携も図りながら取り組んでいきたい。

感染症対策について

【委員】

従来型ではない新たなノロウイルスが発生しているという新聞記事があった。富山県において、新たなウイルスが発生しているケースがあるか、また、対応については従来と同じでいいのか教えてほしい。

【事務局】

新たなものの発生状況については把握していない。対応は、基本的に手洗いになる。これからノロウイルス等のシーズンになってくるので、まずは、嘔吐や下痢の症状があれば、シーズンの1例目から、接触者の手洗い徹底や健康観察など、疑いを持って慎重に対処してもらうことが重要である。

【委員】

レジオネラ症については、温泉等の施設の対策として、レジオネラ菌を調べることはルーティンになっているのか。

【事務局】

循環式浴槽を使っている施設や公衆浴場では、施設が年1回自主検査することとなっており、施設に指導に入った際は、そうした検査が行われているかをチェックしている。検査において菌が検出された場合は、施設の消毒や塩素濃度を調査して陰性化を確認している。

【委員】

今は一般家庭でも24時間風呂があるが、レジオネラ菌の一般家庭からの報告例はあるのか。

【事務局】

発病者に対しては、家庭で24時間風呂使っていないか、加湿器を使っていないかなどを聴き取りしているが、そのような事例はない。

衛生研究所のレジオネラ菌の遺伝子の分析によれば、大まかに半分くらいは水溜りなど環境中に起因するもの、3、4割が浴槽に起因するものとなる。

富山県の特徴はよく分かっていないが、降雨など水しぶきをかぶる期間が長いということや、温泉が沢山あることなど、いろいろ要因が重なっていると考えられる。それらを1つ1つ検証しながら対応していきたい。

高齢者の歯科検診について

【委員】

寝たきりで物が食べられず、栄養状態が悪いお年寄りが増えている。歯が無くなると噛む力も飲み込む力も弱って嚥下障害につながる。

入れ歯を作って噛ませたら、食事が十分摂れるようになって栄養が改善されたという実例がある。ぜひ75歳以上の歯科検診を行政の方で考えていただきたい。入れ歯を作り直しや口腔ケアの指導、歯周病の検診もあわせて行えば、健康なお年寄りが増えていくはずである。

【事務局】

様々な職種に対する研修の場もあるので、こうした機会を通じて口腔衛生の重要性や飲み込むということに対するリハビリ、栄養サポートなど、多職種の連携の必要性を意識して、地域の在宅療養を支援していきたい。

【委員】

本年度は、75歳の歯科検診(※)を行っている。黒部市でも実施しているが、このサービスについて、まだ広く周知されていないのが実情だと思う。

(※注釈)県後期高齢者医療広域連合が主体となり、平成27年度から「後期高齢者歯科健診」を実施。歯の疾患の有無や口腔衛生状態、嚥下機能の検査等を行っている。

【委員】

日本歯科医師会元会長が講演で、奥歯が全くない寝たきりの男性が奥歯を入れてもらったら3ヶ月ほどで歩けるようになったという事例を紹介していた。行政としてもそういうシステムを作っていただければ大変ありがたい。

【事務局】

以前、歯を治したお年寄りの写真を見せてもらったが、確かに治される前と後のお婆さんの表情など別人のように見えた。この場で即答はできないが、持ち帰って検討したい。

地域医療構想について

【委員】

地域医療構想について、現在、急性期の病床数は新川医療圏には958床あるが、9月に国から出された2025年の必要病少数の推計値は375床となっている。病床利用率を8割としても、急性期病床を半分にするということになる。

慢性期の病床についても、現在の690床に対し国の推計値が403床であり、病床利用率を9割としても、3分の2くらいに減らすことになる。

【事務局】

県では、国から出されている必要病床数の推計値が実態に合っているかアンケート調査を実施したいと考えている。

また、12月を目途に、医療圏ごとの地域医療構想策定のための第1回調整会議を開催し、関係の皆様からご意見を聞きながら地域医療構想を策定してまいりたい。

【委員】

地域医療構想の議論を進めるうえで、今後、構想をまとめていくのは行政が入らないとうまくいかないと思う。そこはしっかりメンバーも考えて、議論を進めてもらいたい。

お問い合わせ先

新川厚生センター(本所) 企画管理課 0765-52-1224

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所属課室:厚生部新川厚生センター 

〒938-0025 黒部市堀切新343 

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ファックス番号:0765-52-4440

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