思い込みは危険!身近な「有毒植物」



 5月から6月にかけては山菜採りのシーズンです。

 近年、健康食や自然食ブームによって、山菜に対する関心が高まってきており、植物についての知識を十分に持たないまま、安易に野草を採りに行かれる傾向 が出てきています。
 そのため、毒草と知らずに採ったり、他の植物と間違えて、食中毒をきたしたり、中毒死してしまうという事例も見られています。


ま ちがえ やすい!山菜と有毒植物の若芽
 山菜と間違えられやすい有毒植物には、以下のようなものがあります。

有毒
食 用
バ イケイソウ
コバイケイソウ
ギ ボウシ
ハ シリドコロ
フ キノトウ
ス ズラン
ギョ ウジャニンニク
ス イセン
ニ ラ
ト リカブト
ヨ モギ

 これらはいずれも、中毒者が報告されています。
 間違えやすいのは、いずれも「新芽」のときです。成長すると違いははっきりするのですが、若いときはいずれもとても見分けにくいです。

こ んな、 身近な美しい植物も・・・・実は有毒です!
 山菜だけでなく、庭や道端で見かける身近な植物にも、有毒なものがあ ります。
 美しい花を咲かせる以下のような植物も、実は有毒です。(これは一部です。)

・ヒガンバナ
・ジギタリス
・アサガオ
・ユウガオ
・スズラン
・コンフリー   など
ヒガンバナの写真
アサガオの写真
スズランの写真

 最近、食用の花などをスーパーなどでも見かけるようになりましたが、おしゃれな彩りとして使うときも、あくまで、そのような安全性が確認されているもの を使うことが大切です。

バ イケイ ソウの誤食
 ここからは特に、新川厚生センター管内で比較的多く見られる、バイケ イソウの誤食について詳しくお話しします。

 富山県内の植物性自然毒による食中毒は、平成元年から平成20年12月までで38件発生しており、このうちキノコによるものが30件、山菜によるものが 6件発生しています。
 そしてこの6件はすべて、バイケイソウという植物によるもので、5件までが新川厚生センター管内で発生し、そのうちの3件が、魚津市内での発生です。

 バイケイソウは、高さ1mくらいで、高山の湿地に自生しています。
 5月から6月頃、若芽を出し、成長して初夏には白い花を咲かせます。
 新芽が、山菜として食用にされるギボウシとよく似ているため、間違えて食べられることがあるのですが、バイケイソウは強い毒性をもち、死に至る危険性も あるため、この二つをしっかりと見分けることが大切です。
 (やや小型の仲間に、コバイケイソウがありますが、同じく有毒物質です。)

見分け方のポイント


バ イケイソウ
(有毒)
ギ ボウシ
(無毒)
新 芽
バイケイソウの新芽の写真
葉脈がくぼんでいる。
ギボウシの新芽の写真
葉脈(白い線状の部分)が出っ張っている。

バイケイソウの葉の写真
葉脈は平行に走っている。
ギボウシの葉の写真
葉脈は主脈から枝分かれしている。
(写真提供:茨城県林業技術センター)

 上記のポイントがわかりづらく、判断に迷った場合は、命に関わる場合があるため、決して食べないでください。 
 「迷ったら、採らない」ことも重要なポイントです。

 私たちの身近には、さまざまな有毒植物が存在しています。
 そのことに気をつけて、山菜採りや、自然散策を楽しみましょう。



お問い合わせ先

新川厚生センター(本所) 衛生課 0765-52-1225
新川厚生センター魚津支所 衛生予防課 0765-24-0359


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