乳がん検診・子宮がん検診について


 9月は、がん征圧月間です。
 それにちなみ、乳がん・子宮がん検診についてご説明します。

乳がん、子宮がんの患者数の現状は?
 下のグラフは、乳がん、子宮がんそれぞれについて、富山県における罹 患率、つまりがんに罹る率の年次変化をみたものです。
富山県における乳がん罹患率
富山県における子宮がん罹患率
※いずれもグラフのY軸の単位は、人口10万人当りの新規患者数(=「罹 患率」)です。
(参考文献:富山県がん疫学調査事業報告書)

 乳がんは増加傾向、子宮がんは横ばい傾向となっており、これは全国的な傾向と同じです。

何歳くらいの人がかかりやすいの?
 下のグラフは、年齢別の罹患率を表したものです。
富山県における年齢別乳がん罹患率
富山県における年齢別子宮がん罹患率
(参考文献:富山県がん疫学調査事業報告書・平成14年度登録者)

 乳がん、子宮がんともに、40代、50代、60代といった中高年に多い状況です。

ど んな人がかかりやすいの?
 それぞれにかかりやすい危険因子の代表的なものは以下のとおりです。

@乳がん
 ・出産をしていない人
 ・高齢初産の人
 ・初潮が早く始まった人、閉経が遅かった人
 ・血縁者が乳がんにかかったことがある人
 ・高たんぱく、高脂肪の食物摂取が多い、もしくは肥満の人  など
子宮頸がんの位置
A子宮頸がん(子宮の入り口付近のがん。図の赤部分)
 ・妊娠・出産の回数が多い
 ・多数の相手との性行為
 ・喫煙  など

B子宮体がん(子宮の奥のがん。図の赤部分)子宮体がんの位置
 ・妊娠・出産の経験がない、もしくは少ない
 ・閉経後
 ・月経が不規則、無月経、排卵異常
 ・肥満、高血圧、糖尿病  など

 子宮頸がんについては、最近、20歳〜30歳代で急激に増加しています。
 これは、子宮頚がんは、「ヒトパピローマウイルス」への感染が関与しており、高齢になるほど多くなる他のがんと違って、性生活が活発な若い世代での感染 の機会が増えているためと考えられます。
 一方、子宮体がんについては、40歳〜50歳代で急増しています。

ど んな症状がおこるの?
@ 乳がん
 ・乳房にしこりを触れる
 ・乳房の表面にえくぼのようなくぼみや引きつれがある
 ・乳頭から異常な分泌物がある

A子宮がん(頚がん、体がん含む)
 ・月経でない(閉経も含む)のに出血がある
 ・黄色〜褐色の「おりもの」がある(特に頚がん)

 このような症状がみられたら、早めに医療機関を受診しましょう。
 しかし、このような症状が出てからでは、がんが進行してしまっている場合も考えられますので、症状がないからといって油断はできません。

乳がんの臨床進行度別5年生存率
子宮がんの臨床進行別5年生存率
(国立がんセンター「がんの統計2009」より)

 上のグラフは、乳がん、子宮がんそれぞれの、がんの臨床進行度別の5年生存率を示したものです。
 乳がん、子宮がんともに、その部位に限局した比較的早期の癌の場合は、9割を超える高い5年生存率なのですが、がん細胞が転移したような進行した場合は それがかなり低くなっています。

 乳がん、子宮がんの予防としてきわめて重要なのは、「早期発見」です。

検 診は何歳からが対象なの?
 乳がんは40歳以上、子宮頚がんは20歳以上です。
 頚がんは、これまでの30歳以上から20歳以上に、対象年齢が引き下げられました。
 ただし、対象年齢、実施時期等については、市町によって異なりますので、お住まいの市町にお問い合わせ下さい。

検 診の内容は?
 検診の内容は、以下のとおりです。

@乳がん
 ・視診
 ・触診
 ・マンモグラフィー(乳房専用のX線撮影)

A子宮頸がん
 ・視診
 ・内診
 ・細胞診(綿棒のようなものを膣に入れ、膣の壁を軽くこすって細胞を取り、顕微鏡で異常な細胞がないかをみる)

相談窓口
 乳がん、子宮がん、その他のがん検診についてのお問い合わせは、お住 まいの市町や新川厚生センターで受け付けています。
 また、「地 域がん診療連携拠点病院」では、がんに関する相談を、電話やメールで受け付けていますので、ぜひご利用ください。

 がん検診を受けて、がんの早期発見に努めましょう。



お問い合わせ先

新川厚生センター(本所) 保健予防課 0765-52-2647
新川厚生センター魚津支所 地域健康課 0765-24-0359


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