こころのバリアフリー宣言
〜精神疾患を正しく理解し、新しい一歩を踏み出すために〜



 10月22〜28日は、精神保健福祉普及運動週間です。
 今回は、心の健康問題についてお話します。

正しく知っていますか? 「心の病(精神疾患)」
  みなさんは、心の病、と聞いて、ピンとくるでしょうか?

 精神疾患の代表的なものには、躁うつ病、統合失調症、器質性精神障害などがありますが、名前は聞いたことはあるけれど、あまりよく知らない、という方も 多いのではないでしょうか。

「こころのバリアフリー宣言」とは?
 国民の間で、精神疾患に対する基本的な理解が不十分ということで、厚 生労働省は精神疾患を正しく理解するための指針を出しました。
 これを、こころのバリアフリー宣言といい、8つの柱(キーワード)からなっています。

こころのバリアフリー宣言
〜8つのキーワード〜


 1.精神疾患を自分の問題として考えていますか
 2.無理しないで、心も体も
 3.気づいていますか、心の不調
 4.知っていますか 精神疾患への正しい対応
 5.自分で心のバリアを作らない
 6.認め合おう、自分らしく生きている姿を
 7.出会いは理解の第一歩
 8.互いに支えあう社会作り

 これらの8つのキーワードが、精神疾患について正しく理解するためのポイントです。
 それでは、8つについて順にご説明します。

キー ワー ド@ 「精神疾患を自分の問題として考えていますか?」
 精神疾患、つまり心の病は、糖尿病や高血圧などと同じように、誰もが かかる可能性があります。
 ストレス社会といわれる現代では、5人にひとりが、心の病にかかるといわれていますので、他人事ではありません。

キー ワー ドA 「無理しないで、心も身体も」
 2つ目のキーワードは、「無理しないで、心も身体も」です。

 社会生活を営む上で、ストレスと無縁の生活はなかなか送れないものです。
 適度なストレスは、生活の張りにもなりますが、過度のストレスは、心の病を発症させる大きな原因になります。 だからこそ、このストレスと上手に「付き 合い」ながら、できるだけこれを「ためない」生活を心がけましょう。
 自分のストレスの要因を見極め、自分なりのストレス対処方法を身につけましょう。
 例えば、生活にリズムを持たせる、何でも話せる友人を持つ、あるいはスポーツ、趣味を楽しむなど、自分なりに見つけてみましょう。

キーワードB 「気づいていますか、心の不調」
 3つ目のキーワードは、 「気づいていますか、心の不調」です。

 心の病も、がんなどの生活習慣病と同じように、「早期発見、早期治療」が、回復への近道です。
 心の病の場合は、主に、不眠や不安が最初のサインであることが多いので、本人でも、周囲の方でも、いつもと違うなと気づいたら、早めに周囲の人や専門家 に相談することが大切です。

キーワードC 「知っていますか、精神疾患への正しい対応」
 4つ目のキーワードは、 「知っていますか、精神疾患への正しい対応」です。
 実際に心の病になってしまった場合、どうしたらいいかということについてのキーワードです。

 心の病には、休養がとても大切な薬となります。
 本人も、周囲の人も、病気を正しく理解し、専門医の治療を受けながら、あせらずにゆっくりと、時間をかけて治す気持ちを持ことです。
 周囲の無理解や干渉は、回復を遅らせてしまうことも、知っておきましょう。
 心の病を持つ方を、「なまけている」という人がいますが、決してそうではなく、病気の特徴で、今は休養が必要な時期であるというように理解することが大 切です。

キーワードD 「自分で心のバリアを作らないで」
 5つ目のキーワードは、 「自分で心のバリアを作らないで」です。

 これは、心の病をもつ人に対し、先入観、つまり心のバリアを持たないでほしいということです。
 昔からの様々な誤解や偏見によって、多くの当事者や家族が深く傷つき、時には受診を遅らせたり、病状を悪化させたりしています。(これらは古くからの慣 習、風評、不適切な報道や情報などにより、正しい知識が伝わっていないことから生じるものです)

キー ワー ドE 「認め合おう、自分らしく生きている姿を」
 6つ目のキーワードは、 「認め合おう、自分らしく生きている姿を」です。

 誰でも自分の暮らしている町で、自分らしく生きることは自然でもあり、障害の有無にかかわらず、誰もが持っている当然の権利です。また、誰しも、周囲の 人に認められ、受け入れられることで、自分の本来もっている力をさらに発揮できるようになるものです。
 これは障害のある人も同様です。周囲の暖かい思いやりと声かけはとても大切なことです。

キーワードF 「出会いは理解の第一歩」
 7つ目のキーワードは、 「出会いは理解の第一歩」です。

 先ほどお話した、偏見や誤解は、実際に触れ合う機会がないことから来ていることが多いです。
 ボランティアなど、身近な交流が、互いを理解する近道であり、第一歩です。
 皆さんも、障害のある方と積極的にふれあう機会に参加してみませんか。

キーワードG 「互いに支えあう社会づくり」
 8つ目のキーワードは、 「互いに支えあう社会づくり」です。

 障害の有無にかかわらず、すべての人々が、社会の一員として、互いに支えあう、やさしい社会を作っていきましょう。

新川厚生センターではこのような事業をしています
 新川厚生センターでは、こころに悩みや不安のある方や家族を対象に、 こころの健康相談を行っています。
 これは予約が必要となりますので、お電話などでお問い合わせください。
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