◎食中毒について


○食中毒とは何か?
 食中毒とは、食べもの や飲みものを原因として、嘔吐、腹痛、下痢等を起こすことをいいます。
  原因となる食品等は、腐敗と違い、味にも臭いにも変化が無く食べても異常に気づかないのが特徴です。
 

○食中毒の種 類は?

   微生物 によるもの(全体の約9割を占めています)
    細菌によるもの:腸 炎ビブリオやサルモネラなど
    ウイルスによるも の:小型球形ウイルスなど
  自然毒によるも の
    動物性自然毒:フ グ、麻痺性貝毒など
    植物性自然毒:毒 キノコ、ジャガイモの芽など
  化学物質による もの
    殺鼠剤、農薬、ヒ素など
  寄生虫によるも の
    アニサキス、条虫(サナダムシ)、旋尾線虫など


○主な細菌性 食中毒とその予防のポイント

 腸炎ビブリ オ菌による食中毒
   この菌は海 水域に棲息しており夏場の海産魚介類はほとんどこの菌に汚染されています。この菌の特徴は、病原性好塩菌とも呼ばれるように塩分が好きで2〜5%の塩分濃度でよく発育します。また他の食中毒菌 と比較して増殖が速く温度が高いと数時間で発症量に達します。予防法としては、食品を低温で保存すること、魚介類は真水でよく洗浄することなどが挙げられます。
 

 サルモネラ 菌による食中毒
   この菌は動物の腸内に棲息しています。最近は鶏卵が原因となる場合が多いと 報告されています。卵や肉類は必ず冷蔵庫で保管し加 熱調理は十分な温度で行うこと、肉類の生食はな るべくさけるようにすることなどが予防のポイントとなります。

 
 病原大腸菌による 食中毒
   この菌は動物の腸管内にいます。代表的なものにはO157やO26などがあります。サルモネラ菌と同 様に肉類は必ず冷蔵庫で保管し加熱調理は十分な温度で行うこと、肉類の生食はなる べくさけるようにすることなどが予防のポイントとなります。

 
 黄色ブドウ球菌に よる食中毒
   この菌は我々のからだ、 つまり手指や咽喉部に付着しており、調理する人の手を介して食品を汚染します。おにぎりが原因になることが多く、一度毒素を産生すると加熱してもなかなか無毒化はされません。症状も特徴的で、食べてから発症までの時間が3時間前後と短く、激しい嘔吐が主症状になります。
 予防のポイントは手指に傷や化膿創のある人は調理に従事しないか手袋をすること、手洗いを励行することなどが挙げられます。   
 


○家庭ででき る食中毒対策
 あなたの家での食事作りをチェックしてみましょう!!
 
ポイント1/ 食 べ 物 の 購 入

★生鮮食品は、新鮮なものを買う。

・肉や 魚は別々にビニール袋に入れて運ぶ。

★生鮮 食品は、一番最後に買って、寄り道せずに早く家に帰る。

ポイント2/ 家 庭 で の 保 存

★冷蔵や冷凍が必要な食べ物は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れる。

・冷蔵 庫や冷凍庫に食べ物を詰め込みすぎない。

★肉、 野菜、卵、魚に触ったら手を洗う。

ポイント3/ 下 準 備

・台所は清潔に、タオルやふきんも清潔なものを用意する。

★野菜 や果物は、水にさらし、流水でよく洗う。

★冷凍 食品は、調理に使う分だけ、電子レンジ等で急速解凍する。


《まな板等の取扱ポイント》
 ・使った後、すぐ流水、洗剤で洗って、熱湯をかける。

ポイント4/ 調 理 中

《手洗いのポイント》
殺菌 効果のある石鹸を購入し、使用しましょう。(薬局で販売してます)

・調理 前には、まず手洗い。


・調理中でも、こんな時は手を洗う。
  @肉、野菜、 魚、卵等の生ものを触ったとき
  A トイレに行ったとき
  B 動物に触ったとき
  C 鼻をかんだときなど・・・・などなど


★料理は、中心部まで十分に熱を通す。

(多くの食中毒菌を殺すめやすは、食べ物の中心温度が75℃以上で1分以上加熱することです!)

ポイント5/ 食 べ る と き

★食事の前には、手を洗う。

★料理 は、放置しないですぐ食べる。

★温か い料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちに食べるようにする。

★焼き 肉は、生肉用の箸を用意し、焼いた肉をつかむ箸と区別する。

ポイント6/ 残 っ た 料 理

・残り物は、冷蔵庫で保存する。

★残り 物を暖め直すときは、十分に火を通してから使う。

★時間 が経ち過ぎていたり、少しでも怪しいと思ったら、思い切って捨てる。

※この6つのチェックポイントをしっかり守って家庭からの食中毒を防ぎましょう!!
 
 

○腸管出血性大腸菌O157について
 
Q.『腸管出血性大腸菌O157』って何ですか?

@食べ物、飲み物を通して、口から感染
A大腸菌の1 つ
 ・少しの菌 量で発症 
 ・低温や酸 に強い
 ・熱に弱い
B大腸で「ベ ロ毒素」という強力な毒をつくる
Cベロ毒素は 腸粘膜を破壊、血液で運ばれ、時には、脳・腎臓に重い障害を起こすことがある

 も しも、腹痛や水のような下痢が何回も続いたり、血便があったら
     ☆ただちに医師の診察を受けましょう。
 

※  万が一、患者になったとしても、手洗い等の消毒を徹底すれば二次感染が防げます!!