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更新日:2024年5月9日

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富山県 News Release MAKE TOYAMA STYLE

漁場復旧対策支援調査(底質調査)の実施について

発表日 2024年5月9日(木曜日)

令和6年5月13~16日および20~24日にかけて、富山湾全域の底質調査を実施します。

目的

令和6年1月1日に発生した能登半島地震によって、富山湾では海底地すべりが発生するなど海底地形の変化が報告されています(※1)。海底はズワイガニやベニズワイガニ、バイガイなど、海底谷はシロエビの生息場となっており漁場の変化が懸念されています。今回、県水産研究所では、調査船2隻により富山湾の水深約15~700mの70定点から採泥器を用いて海底堆積物を採集し、その性状や底生生物(餌生物)、有機汚濁の有無などを調査します。これまで5年に1回実施してきた富山湾漁場環境総合調査(平成13年、平成18年、平成23年、平成28年、令和3年度実施)の結果と比較することにより、海底環境の変化を明らかにします。

(※1)海上保安庁(令和6年3月11日)富山湾の海底で斜面崩壊の痕跡を確認(第2報)

調査日程

漁業調査船「立山丸(160トン)」による調査

5月13日(月曜日)~16日(木曜日)のうち3日間程度

7時30分出航

沿岸漁業調査船「はやつき(19トン)」による調査

5月20日(月曜日)~24日(金曜日)のうち4日間程度

7時00分出航

 

なお、調査船に乗船しての取材はできません。また、気象条件等により出航を中止する場合がありますので、出航確認は10日(金曜日)にご連絡願います。

調査定点

「関連ファイル」掲載の70地点

調査項目

  • 全硫化物:底生生物の棲みにくさの指標
  • 化学的酸素要求量(CODsed):有機汚濁の指標
  • 強熱減量:有機物量の指標
  • 粒度組成:海底堆積物の粒の粗さや細かさ
  • 底生生物:海底に生息する小型生物(餌生物)の種類数、個体数等

(※)結果は、概ね2ヶ月後に概要をとりまとめ、最終報告は年度末に予定しています。

関連ファイル

別紙(調査定点)(PDF:242KB)

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

農林水産部 農林水産総合技術センター水産研究所

076-475-0036(直通)

藤島・村木